70. 違い
ぶち抜いた床、いや、今や天井となっているそれを、は満足げに見上げていた。
何が満足かって、二本の足で、スマートに着地できたことがである。さすがに自分で開けた大穴に落ちて尻もちをついていたのでは言い訳もできない。
そこへいくと、リリンは素晴らしかった。
強固な監獄と化している石床をまさかパンチ一つで破れるとか、少なくとも自分の足元まで瓦解せしめるとは思っていなかったのだろう。腕を組んだまま空中に放り出された彼女は、それでも実に素早く態勢を整え片膝と片手をつく格好で着地してみせた。
その手足はぷるぷる震えているが。
うつむいた頭も、バッ、と勢いよくそれを上げてこちらを睨んだ表情筋もぴくぴくひくついているが。
「あ、んた……!」
「うえっ!? や、まぁ、俺もちょっと予定よりはダイレクトに落ちたなーっとは……」
笑ってごまかそうとした努力が実ったのか、あるいは心底嫌われたか、リリンはため息まじりに立ち上がって膝の汚れを払うと、これ見よがしにもう一度盛大に嘆息した。
「で……これ、どっちかしら」
達が落ちたのは、石造りの壁に上下左右を囲まれた、何の変哲も指標もない通路の真ん中だった。
の前方は、その先が暗闇に落ちるほど果てしない直線が続いている。
背後を振り見れば、反対方向は二十メートルほど先でカーブを始めているが、この違いだけでは“どちらが下へ続く道か”なんて判断しかねた。
「うーん、なら、ど・ち・ら・に――」
「アタシ、まっすぐ行くから。アンタはカーブの方ね」
「し・よ・うえっ?」
人差し指をぶんぶん振っていたは、突然の提案に声がひっくり返る。
「え、なんで、別々?」
「いや、必要以上には一緒にいたく――いやいやほらアレよ、二人で共倒れになるのもあれでしょ!」
おお、そっか。
素直に納得したに、どこかホッとした様子のリリンは「うん、そう、それじゃあね」 そそくさとその場を後にしようとする。
もそれを見送るつもりだったが、その背中を見ている内に思い浮かんだとある名案に一瞬喜色を浮かべた。
が。
「あああ!!」
「なっ、何!」
振り返ったリリンの目には、叫びとは裏腹にさめざめとうなだれるが映っていた。名案が、自分の甲斐性のなさのせいで廃案になった男の図である。
「ケータイ……あればさ、例えば俺がゴールについた時、こっちが正解だったよって教えられんじゃん? でも、俺、持ってなかった……っ!」
まさかあの文明の利器がここまで必要になろうとは。ろくに知り合いもいないからと甘く見ていた。試験の前に、あの師匠からバイトをする時間を死に物狂いでもぎ取ってでも購入しておくべきだったのだ。
後悔先立たずという言葉を身をもって学んでいるを、リリンは、茫然と見つめていた。
サングラスこそしているが、それでは隠しきれない、緩く開いたままの口が普段の彼女より覇気のない声を漏らす。
「……ねぇ」
呼び掛けられたのか? と半信半疑ながらは視線を上げた。
「……噂で聞いただけだけど」
そんな前置きを強調するように言ってから、彼女は、少々言いにくそうにゆるゆる言葉を連ねる。
「去年の、試験で……アンタ、試験官、殺したでしょ」
「っ!」
の中に眠る後ろめたさが、びくんと敏感に反応した。
警察官に見とがめられたかのように萎縮するは、恐々リリンを窺い見る、だが彼女は予想に反して、睨むでも恐れるでもなく、ただ困惑気味にこう口にした。
「正直、それと、アンタ。一致しない」
リリンの言葉を噛み砕く内、の目は徐々に丸くなり、これは、別に責められているわけじゃないのか? と彼女に視線を投げ返した。
一致しない、人殺しには見えない。
しかし、そう言うわりに、リリンは左足を引いて自身の前に警戒線を張っている。
人殺しには見えない、が、殺したのは事実――だから、矛盾に悩まされながらも警戒をやめられないのだと気付いたは、あ、そうか、と、あることが腑に落ちる。
ずっと俺を警戒してたのも、去年のことを知ってたからだったのか。
そうしてただ向かい合う二人しかいないはずの通路に不意に足音が響き渡り、リリンは更に警戒の色を濃く塗り替えて機敏に壁際に張り付いた。
それは、が進むことになりかけていたカーブの方から止むことなく聞こえ続けており、も一時去年のことは忘れ、悠々と歩いてくる気配に集中する。
んなことしてる間に逃げときゃよかった。
と、後悔したのは数秒後のことだった。
「あれ、偶然だね 」
その瞬間、二人の人間が凍りついた。
……ドン詰まりになった部屋の床を破って飛び降りて、心機一転めざすはゴール! と意気込んだその通路は、なんという死神の導きか奇術師ヒソカの進むルート上だった。
……とか。本当に、勘弁してほしかった……。
先頭を鼻歌まじりに歩いているその奇術師から遅れること十数歩。
「……なんなのこれも試練なの難易度高くね無理ゲーなんですけど死にたい」
聞こえるか聞こえないかという声でぶつぶつ呟く壊れかけのリリンの横を、は慰める言葉もなく歩いていた。
ヒソカが通路の一方から現れたことで、進む方向はおのずと定まった。のはいいが、じゃあ行こうか、なんて当たり前のように二人を引き連れて歩き始めたヒソカのおかげで現在の“ドキドキ!ヒソカさんと巡るトリックタワーツアー(※急にトランプが飛んできても当社は責任を負いません)”がスタートしたのである。
どうしてこうなった……
「あー……そうだ。さっきの続きだけどさ」
物理的に目の前にある現実から目を逸らしてリリンに話し掛けると、げっそりとした雰囲気で顔だけを向けられた。ギタラクルとポンズがいた時は余裕や強気を振りまいていたというのに、もはやそれを取り繕う気さえ無いらしい。
去年の最終試験の事を聞き及んでいるということは、最後にヒソカが試験官を半殺しにしたことも知っているのだろうか。
とすれば、彼女にしてみれば今の状況は最低最悪のダブルパンチである。
自身も、自分のこと、ヒソカのことはどちらも記憶に無く後から聞いた話なので、客観的な目で見るのは簡単である。そりゃあ、殺人鬼二人に挟まれて仲良く試験なんて事態になれば、人生終わった、以外の単語がちょっと出てこない。
せめて、二人の内一人は無害だと教えてあげようと、ヒソカの出現によって中途半端になっていた去年のことを話し始めた。
「正直、去年の最終試験のこと、覚えてないんだよ。だから……殺したくて殺したわけじゃなくて」
肩を丸めて聞いていたリリンが、怪訝な顔で姿勢をまっすぐ戻していく。
「無意識の内にあんなことになったの、あれ一回だけなんだ。だから俺をめちゃくちゃ警戒したってするだけ損だよ、うん」
「……一回ありゃ十分じゃないの」
「あ、うん……」
いともたやすく返り打ちにあって、しゅんとするには見えなかったが、リリンはサングラスを少しずらし、凝も何もしていない目でを窺い見ていた。
「ところで、ギタラクルと一緒じゃなかったのかい?」
会話の途切れたところで前方のツアーコンダクターさんが突然割り込んできて、は身構えると同時に目を見開いた。
『ギタラクルと一緒じゃなかったのか』
その確信に満ちた言い様は、自白と取っていいだろうか。それを知っているのは、すなわち、と彼がごく近くの落とし穴から落ちたのを知っているからであって、そもそも自分は、あの時この奇術師の声を聞いているのであって――
「……俺、突き落としたの、お前?」
「うん 彼からの要望 」
あのヤロウか……!!
ただでさえ“嫌い”というカテゴリーで固定したギタラクルのさらなる暴挙が判明し、は火に油を注がれた勢いでいきり立つ。
「ボクも近くの落とし穴に落ちたかったけど、来るなって言われちゃってさ、酷いと思わないかい 」
しかしの炎は、奇術師によって魔法のように鎮火させられてしまった。
「でもこうして出会えるなんて、まるで運命だよね 」
一歩、二歩、と後ずさり、リリン共々さっきよりヒソカとの距離を空けたのは言うまでもない。
そして二人は、幸いヒソカに特に危害を加えられることなく、塔の最下層までたどり着くことになる。
ただし――
「待ってたぜ、ヒソカ……去年の試験以来貴様を殺すことだけを考えてきた。この傷の恨み今日こそってちょっと待てヒソカ一人って聞いてたのになんで三人もっていうかてめぇ去年黒服惨殺したヤツじゃねぇかこの殺人狂ニット帽!!」
さっきから話題にしていた去年の最終試験で、荒ぶったを止めようとしたらヒソカに割り込まれて顔を切り刻まれてしまった可哀想な曲刀持ちの試験官と出くわして、
「ぎゃああああ!!」
無謀にもヒソカにリベンジを試みた曲刀試験官が、目の前で首ちょんぱされるというスプラッタショーにリリンと二人して絶叫するという苦難を乗り越えてのゴールだった。
『96番、三次試験通過、第六号。所要時間十四時間四十三分!』
ヒソカの次にゴールらしき広間に出て、無事通過とのアナウンスを受ける。続いてリリンが広間に入ってきたが、頭上に流れる合格通達をじっくり聞くこともなく足早にを追い抜いていった。
「ん? おい、リリ――」
「ちょっとしばらく話し掛けないで」
早口でそれだけ言うと、既に到着していた四人の受験者の誰からも離れて座り、ため息の姿を借りた負のオーラをまき散らし始めた。
うん、疲れたよな。
すげえ分かる。
原因の一端を自分が担っていたことは横に置いて、も落ち着ける場所を探すことにする。何しろ試験のタイムリミットはまだ二日もあり、合格者はその間この広間で待機していなければならないらしいのだ。
ただ探す方向だけは考えるまでもなく決定していた。
より早く合格し、またわざわざ造形の乱れた顔に戻して壁際に陣取っているギタラクルから、最も離れた対角方向だ。
「やあ、はぐれちゃったみたいだね 」
「まあね」
ヒソカが気安い調子で彼に話し掛けているのが聞こえる。
まあね、で済ませられるほど穏便なはぐれ方ではなかったはずだが、その辺りを掘り返す気はなかった。一瞥して、は顔をそむける。
「んー、ケンカ?」
「別に。反抗期なんじゃないの」
ギタラクルの顔を見たくない。声を聞きたくない。反抗期? 確かに生き始めて二、三年で第一次反抗期というものが起こるらしいが(病院の看護婦さん情報)、俺とは関係ない!!
大体師匠もすごい嫌ってたし、
「あ、お前、合格したんならお金返してよ」
「とっくに返金したわよ! こんなんでアンタみたいな規格外に恨まれちゃたまんないっつーの……!」
ほら見ろ! リリンも大嫌いだ!
……と、ギタラクルに後頭部を見せる位置取りで憤慨の百面相に勤しんでいたが、そうやって更に彼のために労力を使っているのも嫌になった。
腹減った、今何時だろう、飯出んのかな。
無理やり思考をスライドさせてイライラを抑えるという技を身につけながら、は一人、待機時間を消化することになる。
タイムリミット三十秒前というギリギリで最後の合格者を輩出し、第三次試験は終了した。
その危なっかしい受験者というのがゴン達四人で(見覚えのあるおっさんもいた気がするが、ノーカウントでいいや)、その三時間くらい前からずっとハラハラしていたが溜飲を下げたところで、合格者二十六名はトリックタワーを後にする。
とりあえず、変な別れ方をしてしまったことも含め、何があったのやら服を埃と土と石粉まみれにしたゴンと話をしたかったのだが、塔の傍、海が臨める崖の上ですぐさま四次試験の説明が始まってしまった。
もうずっとタイミングを外されながら、はキルアを遠くから眺めている。
四次試験の説明が終わり、ゼビル島という四方を海に閉ざされた試験会場へ向かうべく、受験者は二時間の船旅を強制されることになった。
旅、とは場違いな言葉だ。
明かされた試験の内容が内容だったために、波に揺られる受験者同士の雰囲気は最悪。ガイドの女性も早々に退散するほどの殺気と疑心の応酬に、も居心地が悪くて甲板に出た。
人を捜していたという理由もある。
ちなみにゴンではなく、キルアでもない。ゼビル島での試験に際し、一人一人引かされた数字の刻まれたくじ札。それを確認した時から、彼女と話す機会を探していたのだ。
「あー、いた、ポンズー」
甲板の隅で足を崩している少女にひらひらと手を振ると、途端、その可愛らしい顔をぴしりと石のように固められてしまった。地味に傷つく。
だがトリックタワーで一緒だった時と違うのは、すぐに何かを悩むように視線を下げた点だ。今度は怯えの色も無く見極めるようにジッとを見つめると、ため息一つ、ポンズは笑顔を見せてを迎え入れた。
「えっと、これ見て欲しいんだけど」
いざ隣へ招かれたはどぎまぎしつつ、ちょっと距離を離して座るという肝の小ささを見せつけたが、ときめいてばかりおらず、本命の要件を切りださねば話にならない。腕を伸ばして、さっき引いた番号札をポンズに向かって差し出した。
「え、でも」
ポンズが戸惑うのには当然の理由があるのだが、はかまわず札を表に向ける。ややあって、ポンズの顔に驚きの色が現れた。
「これって」
「あ……やっぱ、リリン?」
これは、自分が“狩る標的”の受験者番号を記したくじ札である。
が引いた番号は“173”。妙に聞き覚えがあるのはなぜだろうと考えた時、すぐ直前、トリックタワーで自己紹介の時に聞いた彼女の番号だと思い至ったのだ。しかし万一間違っていたら災難ではすまない。なので、こうしてポンズに確認にきたのである。
そしてどうやら、の狩るべき標的はリリンで間違いないようだ。
「そっか。あの後ずっと一緒にいたんなら、戦い辛いわよね」
言葉自体は情に満ちていたが、彼女は存外ドライに笑んだ。
「でも、自信あるんでしょ?」
だってそれ、とポンズが指さしたのは、がずっと腰につけている96番のプレート。
「つけっぱなしなの、あなたとヒソカと、あのギタラクルくらいなものよ。狩れるもんなら狩ってみろってことなんでしょ?」
「ち、違うよ! え、あ、そっか、みんな隠してんのか!」
狩りの対象。それはくじで決定した標的の命、ではなく、受験者番号プレートである。
標的のプレートが三点、自分のプレートも三点。他は一点。
試験は、集めたプレートの合計が六点以上で合格となる。
つまりは自分のプレートも大きな持ち点になるわけで、標的を狩ると共にこれを守るのも重要になる。
しかし自分もまた、誰かの“標的”になっているわけで――
……後で、メモリーボックスの中に隠しとく……のは卑怯かなぁ。
合格と罪悪感の狭間で揺れていると、そんな思考とはまったく縁がない「ありがとう」 というお礼が聞こえてきた。
隣を見ると、髪を触りながら躊躇いがちに……それでも意を決したように振り向くポンズがいた。
「やっぱりちゃんと、言っておこうと思って。あの時、譲ってくれてありがとう」
ポンズがぺこりと頭を下げるのを、慌ててやめさせた。
「そ、そんな、いいよ、俺だって他に手があったから譲っただけだもん」
「あの後、どうしたの?」
床をぶち抜いた、と色々端折って説明するとポンズは信じがたい様子で口をあんぐり開いたが、その後、下の通路でヒソカと遭遇しゴールまで一緒だった話をした時のリアクションとは比較にならなかった。
「や、やっぱり、譲ってもらってよかったわ……リリンにも感謝ね……こっちはほとんど立体迷路だったけど、ヒソカよりはマシだもの」
自分のことのようにげんなりする彼女の顔は、試験終了直後のリリンとうり二つだった。人をこんな表情にする天才かヒソカは?
「こっちは着くのは早かったけど……ヒソカの人殺しショー間近で見る羽目になったし、広間でもトランプしようだの何だの絡んでくるしなんかもう疲れたよ……」
きっと今、自分もヒソカにそういう表情にされているのだろう。
ようやくあの粘着いた視線から逃れられた反動でか、がくりと思いっきり頭を下げると、くす、とポンズに笑われた。
「あなた、やっぱり違うのね」
何が? とは怪訝に彼女を見上げる。
「ヒソカとかギタラクルの知り合いで仲良しで同類なんて、とんでもなくタチの悪い奴じゃないかって、最初はあの落とし穴を選んだ自分の運を呪ったりもしたけど」
「ポ、ポンズさん……」
「でも、あの四人の中で一番強調性があったのはあなただし、ギタラクルから私のことかばってもくれたし、そもそもギタラクルとヒソカのこと苦手みたいだし」
「いや、あいつらが得意な奴とかこの世に絶対いないって」
突然褒められすぎて、耳を赤くしながらふざけてみたが、ポンズは今まで見せたこともない明るい笑顔を見せるだけで話題を逸らさない。
「ホントにごめんね。あの二人みたいに息をするように人を殺したり脅したりするような人間かと思ってたけど、馬鹿みたいね。こうやって話してても、全然そんな人じゃないのに」
ポンズの態度の軟化に、その可愛い女の子っぷりにあたふたし始めていただが、ホントにごめんね、と首を傾けて謝った後に続いた言葉に、の沸騰していた頭は水をかけられたように温度を下げていった。
『全然そんな人じゃないのに』
『正直、それと、アンタ、一致しない』
リリンのそれと、おおむね同じ意味だと思った。人殺しとか、得体が知れないといった暗い噂と、今のが一致しないということをリリンもポンズも感じてくれたのだ。
喜ばしいことだ。自分はそういう過去をありがたいとは思っていなかったし、ヒソカ達と同類と思われるのも心外甚だしい。そういう人間じゃないんだね、とこうして好意的に接してくれ、打ち溶けることができるのはとても幸せで、有益なことだ。
……だけど、もう一つ。
もう一つ知っている、同じ意味の違う言葉が、の心に喜ぶことを許さず冷たい楔を打ちつけた。
『悪い、人違い』
あの子が知っているのはリリンが恐れた人殺しの方のであり、しかしリリン達は今のを見てそういう人間には見えないという。
言葉通りだったのかもしれないと、今やっと思った。
「あ、あの子も普通にプレートつけてる」
甲板上に意識を戻してポンズの視線を追えば、いましがた頭の中にいた銀髪の少年が歩いていた。
受験者三十名足らずを運ぶだけの船はそれほど大きくなく、甲板の端と端といえど、横幅の話なので互いに気付かない距離ではない。
けれど視線が合うことはなかった。
「余裕ねー」 と感想を漏らすポンズにも「うん」 と普通に返す。キルアはそのまま通り過ぎていく。も適当な話題を探して話を続ける――フリをしていた。
キルアの知っている“兄貴”とは、別人なんだな、俺。
悲しい、寂しい、喪失感。
そんな気持ちは確かにあったが、諦めという言葉で心の奥へと片付けた。
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